木枯し紋次郎


木枯らし紋次郎、上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれ、十才の時に国を捨て、その後一家は離散したと伝えられる。天涯孤独な紋次郎がどういう経路で無宿渡世の世界に入ったかは、定かでない。
K1200RS XR250BAJA MONSTER1200S

2015年8月30日日曜日

MOTRRAD DAYS 2015 白馬

2007年から今年で9年目の参加となっBMW JAPAN白馬でのミーティング。

午後から早退し、14時一旦帰宅してクルマで高速に乗る。安曇野ICを降り安曇野アートラインを北上し大町を経て白馬へ18時前には到着。

小雨ながら断続的に降り続く。既に陽が暮れかけ、気温は20度を下回っている。モンベルの上着を羽織る。

夜のBBQパーティタイムとなっていた。会社の同僚に差し入れをしてディーラーのツーリングでイベントに参加している友人に挨拶してライブを少し離れて観る。前座が終わり昨年と同じバンドが演奏を始めた。

ディープパープル、ボンジョビ、ジャーニーときてトドメは、ヴァン・ヘイレンと80年代に流行ったナンバーのコピーが続く。来場者の年齢層は40代から50代。
花火が上がってお開き。

毎年ほとんど雨なのにこれだけのBMユーザーを集める集客力は凄い。

会場を後にして、宿に向う。
スマホのナビに従い、白馬駅よりR403を東に進むがやがてダートになり引き返し、南から再挑戦。なんとか辿りつく。9時30分前にはペンション「一の倉荘」に到着。遅い時間にもかかわらず、快く迎え入れてくれた。


1泊素泊り1人3,300円と破壊だが、清潔な部屋と寝具だった。
標高が高いこともあり掛け布団をかけて寝た。夜半より雨脚は強くなりキャンプを見送って正解だった。白馬の会場横でキャンプしているライダーが気の毒だ。

8時過ぎに起床し、コーヒーをご馳走になり出発する。次回は食事付きで泊まりたいものだ。
このあたりは昨年の震災で多くの宿泊施設が被災し全壊、半壊が多い中、こちらはまぬがれたどのこと。周辺の道路の地割れや土砂崩れから被害の大きさが忍ばれる。

昨夜同じ宿に宿泊した方のバイクがK1200RSであることに気づき、お声がけできなかったことを後悔するも、その後Facebookメッセンジャーでご本人から連絡をいただき友達になることができた。女将さんありがとうございました。



松本に道草する。
松本城近くの駐車場を探すのにお城の周りを2周し1日300円の西側市営駐車場に停める。小雨が降り続く。雨ゆえか
松本城には多くの観光客が押し寄せていた。入場は見送ったがぐるり様々な角度から眺めた。美しいお城だ。ここに来るのはカミさんと知り合ってすぐのデート以来だから29年ぶりだろうか。来年は30周年だからお城に上がろう。


早朝にネットで探した蕎麦屋に向かうが開店前のため近くの喫茶店に入る。
大正からあるお店。
カミさんの頼んだマルコポーロって紅茶が良い香りだった。


蕎麦屋 佐々木に並ぶことになった。約40分待って4つテーブルのうちの一つに座る。
俺は、もり蕎麦、カミさん、鴨付け。
並んだだけのことはあった。


蕎麦屋を出て、松本城内を歩き駐車場戻り帰路に着く。

長野道、中央道ともにBMWバイクだらけ。渋滞路の原チャのように走行車線から乱暴に追越し車線のクルマを抜くご一行様を数回見かけた。

最近はドライブレコーダーなるものでHVでしっかりナンバーまで録画されていることを認識すべき。高齢化が進んでいるというのにモラルは低下しているのが、とても残念。

恵那山SAからカミさんの運転。
ずっとフェラーリの後ろをピッタリ。

仕事の延長とはいえ、楽しい旅だった。

2015年8月17日月曜日

北海道ツーリング2015夏⑤

8月17日
前夜は眠れぬ夜ながら4時半起床。
5時には宿を出て近所の集合地点へ。

タウシュベツ川橋梁ツアーに参加。料金¥3,150 長靴を貸してくれる。
参加者8名にガイド2名、車2台で向う。
国道から脇道の林道を、糠平湖へと進む。途中のゲートの鍵はは営林署で誰でも借りられるそうだが大型ロードバイクでは侵入が難しそうだ。15分程で到着。低く雲が垂れ下がり、降り出しそうな天気。


橋梁は思ったより幅が狭い。
両端からほぼ中央あたりが崩れかけており近年で真ん中で分断されるかもしれない、とガイドさんは言う。
5年前から言われ続けているそうだが…
























時間程散策して糠平湖を後にする。

ガイドさんが面白いことを言っていた。


彼は、獣の気配を感じることもできるし、自分の気配を消すこともできるそうだ。訓練でその能力を高めることができるが、説明はできないそうだ。




宿に戻り、朝風呂に入る。
昨夜は暗くてよくわからなかったが、なかなか秘湯感のあるお風呂だ。







今回のツーリング最終日。
9時頃、宿を出発。
宿で出会った、MT-09ライダーさんとナイタイ高原で後ほど会いましょうと約束したものの、あまりの濃霧の為、頂上間近で引き返す。詫びのメールを入れる。

次女と約束した、六花亭のアイスバターサンドのインプレのため帯広に向う。

アイスバターサンドはほぼ予想通りの味わい。またまたお土産を購入。

今回のツーリングは、キャンプ道具がないこともあり、お土産用に十分なオープンスペースあり。

帯広から高速に乗ろうとも思ったが時間に余裕があることから、そのままR274を西に向かい、日勝峠に入る。濃霧と小雨のためスピードは出ない。

日高に着く頃には、本降りになってきたので道の駅に雨宿り。そこから札幌の行列のできるラーメンに行こうかとも考えたが、ここの蕎麦屋の天丼・蕎麦セットで満腹になり、R237を南下することにした。地図上では高速を使うより大幅はショートカットになりますます乗船より早い時間に着くことになってしまうが、まっいいか!ってことで。
この道が以外にも良かった。定番のルートになりそうだ。途中、競走馬の牧場もありのどかな景色を楽しむことができる。




鵡川の道の駅の温泉に沈没。祝は施設もあり、フェリー到着の宿にも使えそうだが落ち着いて休憩できる雰囲気ではなかった。
コンビニで船用の夕食のパンとバナナを買い、フェリーターミナルに18時に到着。出港まであと5時間もあると思いながら余韻を楽しむ。


また来年も来れるのか?という思いもある。あっ言う間に乗船、出港。

乗船待ちで知り合ったXJRハードカスタムの方と乗船後、話が弾む。北海道には16歳から30年連続で来ており今年は3回目ということで何とも羨ましいかぎりだ。

北海道には、いろんな人が来ている。俺は大したことないが突き抜けている人がいる。
この大自然も凄いが、集まる連中も凄い奴がいる。

旅の終わり間近に綺麗な夕陽を日本海で見ることができた。

敦賀港には定刻に入港し23時には無事帰宅。

全走行距離 約1500キロ

今回、ずっと聴いていたのは
Taylor Swiftの「RED」








2015年8月16日日曜日

北海道ツーリング2015夏④


8月16日
宿を7時半過ぎに出て、港に向かう。
8時には、バイクで乗船し、短時間で港に隣接する土産物屋で利尻昆布を自宅とカミさんの実家に送る。ゆっくり買うことはできなかったが、自分への土産として利尻山登山記念バッチを買う。






稚内港に定刻通り10時10分に入港。
昨年の夏はBAJA乗りのライダーに宗谷丘陵を案内してもらった。彼は元気だろうか?
宗谷丘陵を見送り、猿払よりエサヌカ線にはいる。






浜頓別よりR275で西に向かい、余裕があればサロベツ原野を散策したいとも思ったが、空模様がまた怪しいので音威子府、名寄を目指す。

音威子府駅にある蕎麦屋に立ち寄り、真っ黒い蕎麦をいただく。





士別より道央道に乗り、層雲峡を目指す。
層雲峡手前でカッパを着用。

R38 R273で大雪湖、三国峠を走る。
絶景ロードながら、霧と雨で徐行運転。
だらだらと走りながらも着実に前に進みぬかびら温泉郷に到着。
日没前に宿に到着。



今夜の宿は、ぬかびら温泉「元祖湯元館」ライダー特別料金 素泊り ¥3,500
食事時はとうに過ぎており、近所のレストラン「ナウシカ」さんに無理をいって鹿丼を調理していただく。これがまた美味かった。


鹿丼

サービスで突き出しを用意してくれた。

女将と。。。可愛らしい方

翌朝のタウシュベツツアーに備え、早くに横になるが、数時間しか眠れなかった。

2015年8月15日土曜日

北海道ツーリング2015夏③

8月15日
携帯の目覚ましで4時起床。
オーナーはすでに起きて、オニギリを用意していてくれた。
軍手とデイバッグを借用して、宿を後にする。
利尻山は、厚い雲に覆われていた。

登山口の近くである北麓野営場にバイクを停め、登山者登録を済ませようとするが
係りの人はおらず、登山者名簿もない。
ほとんどの登山者は、宿ですでに名簿を記載し箱に入れるだけ。

眉倶楽部に連絡するも、下山してからで良いとの意味不明な回答だった。
まっいいかってことで。。。

北麓野営場から3合目登山口には「甘露泉水」なる湧き水がある。
ここでペットボトル2本に水を貯める。
事前にネットで読んでいた通り、500ccのボトルx4本をデイバッグに入れている。
※もう1本用意しておくべきだった。
甘露泉水
5合目辺りから街が一瞬見えた。
7合目までは、しんどいながらもなんとか辿り着いた。徐々にペースが遅くなり、後続者を先に行かすことが増えてきた。
8合目に辿り着く前に、稚内からのフェリーで一緒になった駒ヶ根のYMZ氏とすれ違う。彼は自分より早く入山したとのこと。登山には慣れている模様。

8合目では、もうふくらはぎの筋肉が張り出し、休憩のサイクルがさらに早くなっていた。だましだまし9合目に辿り着く。
8合目からは岩場。スニーカーには辛い。
右手片手のストックは足の筋肉にアンバランスな負荷を与え、左足のふくらはぎに加え、太ももまで張ってきた。

そしてこの看板。
「ここからが正念場」
俺にとって本当に正念場だった。
9合目からは砂利が混じり、急勾配。

這いつくばって、意識朦朧でなんとか頂上に到着。そこは20名くらいがやっと腰を下ろせる広さ。8合目から頂上までは約2時間を要した。



頂上より上空は晴れていたが、やっぱり下界は厚い雲に覆われておりオロロンの海岸線やサロベツ原野を見下ろす景色を期待したが、見えなかった。
登りは約6時間。30分ほど休憩して下山する。

山頂にて 携帯の待ち受け画像となる

飛行機の窓からの景色のよう




詳細は割愛するが、足の筋肉の張りはますます酷くなり。
片側ストックのためか左足はとても踏ん張れる状態になく、下山に約5時間を要した。
6年前の屋久島の時とは大きな違いだ。
運動不足を思い知った。


下山後、一旦宿に戻り、食事までの2時間弱で周回することにした。
すでに日没まで1時間以内となっており、のんびりはできない。
宿のオーナーおススメの島の西側の天然温泉のお湯に浸かってから夕日を見ようとしたがコインランドリーのあるキャンプ場近くの温泉に立ち寄り、時計回りで周回を始める。
名勝の沼がいくつかあるようだが、まずは走る。島の南側より利尻山を見上げればナント美しい。山は下から眺めるがいい。

カヴァレリア・ルスティカーナを聴きながら夕日を眺めようと待ちかまえたが、あいにくの曇天のため夕日は拝めなかった。

コインランドリーに再度立ち寄り、宿に戻ったのは7時30分を超えていた。
宿のテーブルには東大のワンゲル御一行様が6名おり、夕食を共にした。

この日も爆睡であったことは言うまでもない。


このブログを書きながら、漢字にパワーを感じた。
辿りつく」「う」