木枯し紋次郎


木枯らし紋次郎、上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれ、十才の時に国を捨て、その後一家は離散したと伝えられる。天涯孤独な紋次郎がどういう経路で無宿渡世の世界に入ったかは、定かでない。
K1200RS XR250BAJA MONSTER1200S

2010年11月7日日曜日

ISLE OF OKI EAST (出雲・隠岐ツーリング 2010.11 隠岐の島後編

●11/5●
境港公共マリーナキャンプ場にて
5時半起床。
6時の予定だったが、早めに目が覚める。
朝もやのせいか、陽がさす前だったので、テントの夜露をタオルで拭き取る。
その際、アウターテントの四隅のフックにとめる金具の取り付け部分が2カ所千切れかけていた。
前夜暗いなかで設営したため気がつかなかったが、こりゃ今晩隠岐の島では使えないと判断。
もたもたしていたらあれまもう7時半だよ。朝食もとっていないのに。。。

七類港には8時10分前に到着、昨日予約しておいたので話は早かった。
バイクは俺一人。やっぱフェリーに乗ると旅の雰囲気があっていいい。








七類港9時発で乗船は8時、バイクが最初。
パンフを見ながら島前にしとけばよかったかもと思いつつ

次回はカミサンつれて島前に行こうということで自分を納得させる。
でも、島後には巨木が3本。
2等のコンセント近くのスペースを確保、携帯を充電。
暇つぶしでガーミン203を見てみる
あたりまえのように現在地を表示し、フェリーの航路が道として登録されていた。










定刻通り七類港9:00出航、西郷11:25到着。


フェリーを降りてからとりあえず、時計回りに1週することにした。
昨年の屋久島を思い出す。
まず、隠岐空港へなかなか道路が整備されている。
しかし、先にすすむにつれて道が怪しくなってきた。
今回のツーリングで一番役に立ったのがこのnuvi203である。
島であることより現在地がなかなかわかりにくいのだが
ほんとに助かった。

隠岐の島1周は2時間もあれば余裕じゃないなかと踏んでいたが大きな間違い。
距離にして約70キロくらい?(かなり寄り道した)
詳細は省くが、原付2種からオフ車や、足がべったり着くバイクが望ましい。
レンタカーなら迷わず軽自動車がベター。
それくらい道は細く、国立公園の割に整備がされていない。
世界遺産の屋久島でさえ、北側の道路は酷かった。

いろいろ寄り道しながら
お約束スポット壇鏡の滝へ。
緯度が高いにもかかわらず、豊富なシダやコケがあり
森の奥にその滝はあった。
水がスローモーションで降りてくるような雰囲気があり。
シャワーのようだった。











【ローソク島】
国道から脇道にそれ、枯れ葉が散らかった細い悪路をくねくねと約20分。
パニア&キャンプ道具満載で装備重量350キロ超のK12RSで走るにはかなりの集中力を要した。
※島後は一部快走路もあるが、重量車にはキツい。屋久島もそうだった。

ローソク島は本島のから見下ろすのではなく、観光船で日没前に
夕日と反対方向から見るとこうなるらしい。



【浄土浜】
磐梯山の浄土平をイメージしたが、特別な雰囲気は無かった。








【岩倉の乳房杉】
今回の島後で最も楽しみにしていた杉だ。
しかし、通り過ぎてしまい、約1時間付近をうろうろ。
道が狭いうえに傾斜が激しいので、Uターンは至難の業。
それでも見つけた。
現物は、屋久島の縄文杉ほどの樹齢はないが、美しさや神秘さも備えていた。

この乳房杉からのルートは一番疲れた。
何度も前輪をとられうろたえた。
さらに落葉が進んでいたら
まず転倒していたと思う。

しかし、この乳房杉の周辺は5月を思わせる緑だった。















水若酢神社の八百杉】
こちらは、八百杉は国指定の天然記念物で、根元の周囲約20m、胸高周囲9.9m、高さ約30m、樹齢は2000年超とのこと。
現物はほんとにすごい。


















水若酢神社をでるころには日没間近となっており
当日のお宿もまだ決まっていなかった。
いざとなったら壊れかけのテントでキャンプだ。
西郷港近くのマリーナのキャンプ場が使えることは確認済み。
ダメもとで西郷港フェリー乗り場のすぐ前のホテルに行ってみる。
「隠岐ビューホテル」のフロントにはちょっと変わったオッサンがいた。
吉本系のような。。。
ここでも当日申し込みということで嫌な顔をされる。
が、なんとか素泊まりOK。
まぁ平日だし、空いてるわな。

てぃうか、さすがに疲れた。
結局島1周するのに半日かかった。

夕食はフロントの売れない吉本風が紹介してくれた近所の居酒屋「青柳」へ
ここはあたりだった。
ブリカマの塩焼き、白イカの刺身、シメサバを注文。
シメサバはめちゃめちゃうまかった。
焼酎は米といえばナんチャラというので、あと海野香りのする「いそっ子」が
美味しかった。
しかし、ロックで大きなコップで飲んだため、3杯で足にきた。
ここ「青柳」の大将は、もとライダーだった。偶然。ツーリングの楽しみを知っている方。
息子さんはDUCATIに乗っているそうだ。

帰りに近所のスーパーへ。
次回この島でキャンプをするときはこのスーパーが使える。20時閉店。
※マリーナのキャンプ場は年中無休っぽい
いそっ子x3本、隠岐産金時芋x5、卵かご飯用醤油(鬼太郎の絵付)x2他購入。
酔ったせいもあり、朝になって買った内容をみてびっくり。

10時にはシャワーをあべて寝た。

●11/6●
6時起床。身支度を整え、荷造り完了は7時になっていた。
昨夜かった土産類、特に焼酎と芋が大きな重量負担増となっていた。
キャンプ道具を詰め込んだ防水バッグがさらに膨らむ。
8時10分前にはフェリーターミナルへ。
またまた俺一人。

結局、島後滞在中にバイカーには出会わなかった。
途中、島前の3つの港に寄港する。こちらもそこそこ大きな島だ。
定刻8:30西郷発、14:25境港到着。
なんと6時間もかかっちゃう。木枯し紋次郎(3)完読。



境港を後にして、一路米子道へ、中国道の三田ー宝塚で17キロ、岐阜羽島ー一宮で6キロの渋滞があったが、やっぱりすり抜けで通過。
8時半帰宅。

無計画ににしては満足度の高いツーリングだった。

おしまい。

2 件のコメント:

どーぱ さんのコメント...

そういえば、積丹半島のろうそく岩 ずいぶん前の地震で崩壊したのかな?

木枯し紋次郎 さんのコメント...

どーぱさん

積丹のローソクは健在のようです。

隠岐のローソクは陸側からみました。
画像は借り物です。