ここ数年、今年でバイクで来る最後の北海道かと思いながらまた今年も来た。
9/14-17の4日間の短い旅。
脱北のフェリーでdocomoの電波が不安定ながらアプリへの入力を始めた。
昨年は、不精にも撮りためた画像を8ヶ月後に簡単なテキストを添えてアップした次第である。
今回で9回目の渡道になる。
悪天候に見舞われたことも多々あり晴れ渡った道東を知らない。
だからこそまた行く意味はあるのだが、ここ5年ほど9月に毎年来ており惰性的になっていることを否めない。
昨年から相棒をXR250BAJAにしたことによる新鮮味はあるものの、どうにも尻が痛い。
MONSTER1200Sを連れ来れなかったことは残念だが、新車でありながらあれほど故障が多いと遠方には連れて行けない。
今回の渡道はホッカイダーのOB氏のイベント参加が主な目的。2009年のGWに屋久島のライハで出会って一緒に縄文杉を目指したEZO氏にも再会できた。彼は今、旅系よりアニメのコミュニティで活躍しているそうだ。
今回の渡道の前週に起きた最大震度7の震災は、上陸港である苫小牧東港がある厚真町が震源地であること、1週間以内に震度7クラスの余震の可能性や、節電、断水など、被災地への観光は控えるべきか?と迷ったが被災のあった東北在住のOB氏のアドバイスもあり、渡道に踏み切った。
上陸当夜の定宿となっている、ちとせライダーハウスのおかあさんの話では震源地の厚真町、安平町と鵡川、札幌市内清川区は、確かに大きな被害を受けたそうだがそれ以外の地域では、節電やパン、牛乳以外ほとんど問題ないということを知る。
OB氏が言う通り、東北在住震災の時のような過剰な自粛と風評被害による観光地の被害は繰り返してはいけない。
今回ミーティングのあった函館も観光客はまばらで外人客は少なかった。
東北震災の年の銀山温泉で宿のオーナーが悲鳴をあげていたことを思い出す。
函館は今回2回目。数年前のGWに苫小牧から南下し、大間に渡り、八戸、盛岡を経て節電からフェリーで名古屋というルートだった。
苫小牧、函館間は、約280キロ。
樽前山、有珠山、昭和新山、駒ケ岳を眺めながら、噴火湾をぐるっと回り込む。
函館は、長崎の出島のような島であることを改めて認識した。
前回も訪れたトラピスト修道院を目指す。次回は、予約して礼拝堂を拝見したいものだ。目当てはトラピストクッキー。函館の土産物店で普通に売ってたが。。。
参道というか、門までの真っ直ぐに伸びる石畳が美しい。異国の風情。
東大沼キャンプ場も下見するが、ファミリーキャンプで満員超過。さすが人気のキャンプ場。しかし乗入れ不可。
EZ氏オススメの湯ノ沢水辺公園キャンプ場に宿泊することにした。
水場、トイレともに清潔でdocomoOK。
セイコーマートでウインナーとビール、ワインを買い、持ち込んだインスタントのチキンライスを平らげた。今回は、お湯のみクッキング。9時前に寝た。数回目が覚めたものの朝まで10時間程度寝た。行きのフェリーも同じくらい寝たのではないか。
3泊目は、イベント会場でもある函館のHakoBA。ドミトリー(相部屋)で@3,500円。施設は比較的新しく
清潔でアメニティまでそろっている。高価格なお部屋もあるそう。
前回の函館はライダーハウス、ライムライトさん。オーナーご夫婦も参加されていた。
ラッキーピエロの2番人気のハンバーガー美味かった。
イベント明けて翌日は、函館から松前、江差とR228津軽海峡、ソーラン追分ライン、R227で北斗市にもどった。
青森岩木山まで見えたのと、ソーラン追分ラインが予想外に良かった。
大沼から苫小牧までの高速は、消化コースだったが噴火湾を堪能できた。
2001年の夏にD師、O氏とともに深夜の札幌を出発し濃霧の中、長万部を経由し6時の船に乗るため函館港を目指したヘビーな旅を思い出す。
あの旅で何かが変わった。もう17年になる。
この日も、前日も濃霧注意報が出ていた。
終わってみれば、レインウェアを着たのは行きの敦賀フェリーターミナルまでのわずかであり、濃霧あれど概ね快晴に恵まれたツーリングだった。
過去の記憶を語ることが多くなったが、次回は家内と娘とPRADOに乗ってフェリーで来たい。まずは道東でキャンプか。妄想は尽きない。
復路で利用したフェリーで購入した、秋田犬小銭入れを船内で紛失したことが唯一のトラブル。子犬を攫われた様な悲しい気持ちになったが下船間近に
秋田県物産振興会楽天市場店で2個購入。娘とカミさんへの良い土産となった。
帰宅後、わかった事。
キャンプ場で刺された虫は、ヌカカという手強い相手であった。